- 獲得金額
- 4112万5310円
- 受傷部位
- 外傷性十二指腸破裂、腹部打撲、腹膜炎疑、外傷性右腎出血、第四・第五腰椎横突起骨折の傷害
- 後遺障害等級
- 9級相当 腹壁瘢痕ヘルニア、胆石症の後遺障害。腹膜欠損部の痛み、長官の絞扼の危険性、イレウス(腸閉塞)の可能性、腹膜炎の癒着の程度が激しいためヘルニア根治術を施工する必要あり。
ご相談内容
被害者 | 男性・固定時28歳・営業職 |
---|---|
部位 | 外傷性十二指腸破裂、腹部打撲、腹膜炎疑、外傷性右腎出血、第四・第五腰椎横突起骨折の傷害 |
後遺障害等級 | 9級相当(裁判所認定) 腹壁瘢痕ヘルニア、胆石症の後遺障害。腹膜欠損部の痛み、長官の絞扼の危険性、イレウス(腸閉塞)の可能性、腹膜炎の癒着の程度が激しいためヘルニア根治術を施行する必要がある。 |
獲得金額 | 4112万5310円 |
裁判所・事件番号 裁判年月日 |
札幌高等裁判所平成10年(ネ)第221号 平成10年9月1日和解 |
サポートの流れ
項目 | サポート前 | サポート後 | 増額幅 |
---|---|---|---|
後遺障害等級 | – | 9級 | |
治療費 | – | 31,853 | 31,853 |
文書費 | – | 11,180 | 11,180 |
入院付添費 | – | 1,170,000 | 1,170,000 |
入院雑費 | – | 451,100 | 451,100 |
医師への謝礼 | – | 80,000 | 80,000 |
将来の手術費,治療費,通院交通費,雑費等 | – | 1,200,000 | 1,200,000 |
休業損害 | – | 3,536,266 | 3,536,266 |
後遺症逸失利益 | – | 18,397,929 | 18,397,929 |
入通院慰謝料 | – | 2,500,000 | 2,500,000 |
後遺症慰謝料 | – | 5,500,000 | 5,500,000 |
損害の補填(既払い金 | – | ▲2,312,276 | |
弁護士費用 | – | 3,000,000 | 3,000,000 |
遅延損害金 | – | 7,559,258 | 7,559,258 |
合計 | – | 41,125,310 | 41,125,310 |
単位:円 |
解決内容
任意保険の対象とならない事故であり,損害保険料率算出機構(損保料率機構)の後遺障害等級認定手続を経ていない場合において,訴えを提起したところ,第一審裁判所の認容額は,医師の診断書,回答書等を基に後遺障害等級9級と認定するなどして,3,300万円余りとなりました。
加害者は控訴しましたが,裁判上の和解により,第1審(札幌地裁平成9年(ワ)第5035号)が認容した3356万6052円に遅延損害金も含め4100万円余りの支払を受けることができました。
所感(担当弁護士より)
保険会社との示談交渉がそもそもない事案ですが,任意保険が使えない場合であっても,工夫をすれば,損害賠償総額の支払を受けることができることを教えられた事例として紹介します。

前田 尚一(まえだ しょういち)
前田尚一法律事務所 代表弁護士
出身地:北海道岩見沢市。
出身大学:北海道大学法学部。
主な取扱い分野は、交通事故、離婚、相続問題、債務整理・過払いといった個人の法律相談に加え、「労務・労働事件、クレーム対応、債権回収、契約書関連、その他企業法務全般」も取り扱っています。
事務所全体で30社以上の企業との顧問契約があり、企業向け顧問弁護士サービスを提供。
その他の解決事例
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【死亡事故・スーパーマーケット勤務の20歳の独身女性】3000万円を超える増額・保険会社の最終提示の損害残額は1500万円余りであったが,訴訟を提起した結果,4500万円余りの金額を獲得した事例
- 獲得金額
- 4545万7552円
- 受傷部位
- 後遺障害等級
死亡事故
61歳・男性・会社代表者
【死亡事故・会社の代表者約3300万円の増額。逸失利益について現実の報酬を基礎として算定された事案
- 獲得金額
- 9202万9710円
- 受傷部位
- 外傷性ショック
- 後遺障害等級
- 獲得金額
- 1893万8468円
- 受傷部位
右大腿骨開放骨折,右膝蓋骨骨折,右上腕骨筋に部骨折,左第一中手骨骨折,外傷性くも膜下出血,顔面頚部裂創,下顎骨骨折,右外傷性血気胸の傷害
- 後遺障害等級
併合11級脳挫傷痕(12級13号[局部に頑固な神経症状を残すもの])、右膝運動時痛(12級13号[局部に頑固な神経症状を残すもの])、右下肢骨解放骨折後の右下肢の短縮障害(13級8号[1下肢を1センチメートル以上短縮したもの])なお、顔面・右手・右下肢・右胸部・右前腹部の箇所に術後瘢痕が残存については、後遺障害に該当しないものとされた。