当初の保険会社の提示額の約2倍でした。本当の解決というのは、ただ単に金額的な面だけでなく、裁判によって気持ちを納得させる心の安定ではないかと、私は思います。

依頼者(被害者) 女性・67歳・無職
獲得金額 1056万円(保険会社の提示額より538万710円増額)
受傷部位・内容 脳挫傷(右側頭葉)、外傷性くも膜下出血、頭蓋骨骨折、左肋骨骨折の傷害の傷害
後遺症の内容 後遺障害等級 12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)
体動時のめまいとの自覚症状について、脳挫傷痕の残存が認められ、他覚的に神経系統の障害が証明されるものと捉えられる。

拝啓
誰もが自分には関係がないと思っている交通事故に私は遭いました。
一年という闘病、観察期間を経て生活は一変し、外見上は問題が無くても、頭位変換性めまいという後遺症が残り、夫のサポートが不可欠になりました。

症状固定後、保険会社から賠償慰謝料の提示がありました。その額が果たして適正であるのか、私達夫婦には解りません。そこでネットで法律事務所を検索し、札幌において交通事故裁判に関して経験豊富な前田先生に依頼すべくメールを差し上げたのでした。

面談を経て、倍近い賠償金は取れるのではないかという説明を受け、早速提訴を引き受けて頂きました。

一般の人にとって裁判というのは本当に敷居が高く、遠いところにある印象です。
特に事故直後というのは、体も心もダメージを受け、到底裁判というのは考えられないものだと思います。つまりそれだけ気持ちに負けないエネルギーが必要だという事です。

私のように不愉快な警察の事情聴取を受けたり、又ある人は周囲の心ない言葉が聞こえてくるかも知れません。この国は被害者に冷たい国ですから。

少し時間を置き、気持ちが落ち着いてきたら、周りの人の助言やネットでの情報や経験談を参考にして、思い切って裁判に打って出る勇気と情熱は必要だと思います。

前田先生の助力を得た私たち夫婦の戦いは裁判長による和解案を受け入れるという結果になりましたが、概ねこちらの主張が配慮され、当初の保険会社の提示額の約2倍でした

しかし振り返ってみると、本当の解決というのは、ただ単に金額的な面だけでなく、裁判によって気持ちを納得させる心の安定ではないかと、私は思います。
この記述によって、迷っておられる被害者の方々への少しでも助言になればと思います。

敬具

 

[事案の概要]

受傷:脳挫傷(右側頭葉)、外傷性くも膜下出血、頭蓋骨骨折、左肋骨骨折の傷害

被害者が青色信号にて横断歩道上を歩行中,対向車線から右折してきた加害者車両が被害者に衝突し、被害者は、この衝突により路面に叩きつけられ,脳挫傷(右側頭葉)、外傷性くも膜下出血、頭蓋骨骨折、左肋骨骨折の傷害を負いました。
被害者は,救急搬送され,本件事故日から症状固定日までに、33日間入院及びギプス固定期間3日を含む通院加療し,その総治療期間は407日間となりました。

後遺障害(後遺症):12級13号(局部に頑固な神経症状を残すもの)
*体動時のめまいとの自覚症状について、脳挫傷痕の残存が認められ、他覚的に神経系統の障害が証明されるものと捉えられる。

自賠責保険での後遺障害等級認定では、14級、せいぜい12等級と評価されることが多く、労働能力喪失率や労働能力喪失期間も低水準に抑えられ被害者に酷だと思われることが多いとされており、諸々の事情を具体的に検討し、損害額算出の過程も勘案して手堅く対処して賠償額を確保する必要があります。


前田 尚一(まえだ しょういち)
前田尚一法律事務所 代表弁護士
出身地:北海道岩見沢市。
出身大学:北海道大学法学部。
主な取扱い分野は、交通事故、離婚、相続問題、債務整理・過払いといった個人の法律相談に加え、「労務・労働事件、クレーム対応、債権回収、契約書関連、その他企業法務全般」も取り扱っています。
事務所全体で30社以上の企業との顧問契約があり、企業向け顧問弁護士サービスを提供。

1000件以上の経験豊富な弁護士がサポート! 借金が増額できなければ費用はいただきません!私は、「勝ち」にこだわります。「勝ち」とは、お客様の満足です。一方的に交通事故に巻き込まれ、取り返しのつかない状態にされたうえ、賠償金を値切られるというのであれば、踏んだり蹴ったり、二重の不幸というほかありません。/北海道エリア全域対応 札幌市、函館市、小樽市、富良野市、ニセコ町、旭川市、美瑛町、その他エリア対応可能

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